韓国と日本の首脳が互いの国を訪問するシャトル外交が再開するなど、政治レベルで関係改善が進むなか、韓国人の半数以上は、関係改善のためには歴史問題に対してまず日本が心から謝罪するべきだと考えていることがわかりました。
聯合ニュースと聯合ニュースTVは、調査会社のメトリックスに依頼して、7日の韓日首脳会談の直前に全国の成人男女1000人を対象に世論調査を行い、その結果を9日、発表しました。
それによりますと、今後の韓日関係について、55.4%が「関係改善のためには歴史問題に対する日本の心からの謝罪が先だ」と答えました。
一方、「歴史問題解決への継続的な努力と同時に、未来志向の韓日関係へ進んでいかなければならない」と答えた人は43.2%でした。
革新層の回答では、「謝罪が先」との回答が79.3%に上ったのに対し、保守層では「未来志向」との回答が65.5%を占めています。中道層は「謝罪が先」が61.1%となっています。
性別、年齢別では、「謝罪が先」との回答が最も多かったグループは30代の女性で、続いて40代の女性でした。「未来志向」を多く挙げたグループは、60代以上の女性、次いで60代以上の男性でした。
今回の調査は、岸田総理大臣が7日に韓国を訪問し、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と会談した結果は反映されていません。
この調査の信頼水準は95%、標本誤差は±3.1ポイントです。詳しい世論調査の結果は、中央選挙世論調査委員会のホームページで確認できます。