尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は15日、韓国と日本の企業トップらが集まる「経済人会議」に出席するため韓国を訪れている日本の代表団と面談し、両国の企業間の協力拡大に期待を示しました。
尹大統領は面談で、「半導体、バッテリー、電気自動車などの先端産業で、両国の企業が安定したサプライチェーンの構築に向け協力することを期待する」と述べました。
また「優秀な製造技術を持つ韓国企業と、素材・部品・装備において競争力がある日本企業は、相互補完的な協力ができる」として、「両国の企業が第三国とともに世界に進出し、ビジネスチャンスの創出や国際問題の解決、開発途上国の経済成長への貢献など、新しいビジョンを示すことができる」と語りました。
日韓経済協会の佐々木幹夫会長は「シャトル外交が再開され、経済人として、この上ない喜びを感じる。両国が協力すれば、1+1は2ではなく、3や4にもなれる」と応じたということです。
朴振(パク・チン)外交部長官も、日本の代表団に対し、「韓日関係が、安定的に速いスピードで前に進むためには、両国の企業人の役割が重要だ」と強調しました。
韓日経済人会議は、16日と17日の2日間、ソウルで開催されます。毎年韓国と日本で、交互に開かれていましたが、新型コロナウイルスの影響で、2020年以降はオンラインでの開催が続き、対面での開催は4年ぶりです。