金承謙(キム・スンギョム)合同参謀本部議長は、今月11日から15日にかけて、UAE=アラブ首長国連邦と中東のオマーンを訪問し、武力衝突が続くアフリカのスーダンから韓国人を退避させる際、両国から積極的な支援を受けたとして、謝意を伝えました。
先月、スーダンから退避した韓国人が陸路で移動する際、UAEは韓国側に、安全に関する情報や、警護のための人員を提供したということです。
また、航空便での退避ができない場合に備えて、普段、アフリカ東部ソマリア沖のアデン湾で海賊対処などの任務にあたっている韓国海軍の「清海(チョンへ)部隊」が、オマーンの港からスーダンの近海に移動していました。
今回、金議長は、まずUAEを訪ね、当時の支援について謝意を示しました。そして、韓国とUAEの「特別戦略的パートナーシップ」の強化や、防衛産業の協力拡大について話し合ったということです。
また、現地に派遣されている韓国軍の「アーク部隊」を訪ね、将兵らを労いました。
その後、オマーンに移動した金議長は、国防当局の高官と面談し、交流や協力の拡大について意見を交わしました。
また、「清海(チョンへ)部隊」を訪ね、将兵らを激励したということです。