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政治

韓日首脳が広島で韓国人原爆犠牲者の慰霊碑を参拝

Write: 2023-05-21 08:05:58Update: 2023-05-21 12:04:36

韓日首脳が広島で韓国人原爆犠牲者の慰霊碑を参拝

Photo : YONHAP News

G7広島サミット出席のため、広島を訪れている尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は21日朝、岸田総理大臣とともに広島平和記念公園を訪問し、広島に投下された原爆で犠牲になった韓国人の慰霊碑を参拝しました。 

参拝は、岸田総理大臣の提案で実現したもので、韓国の大統領が参拝するのは今回が初めてです。

1945年8月6日の原爆投下当時、広島には、強制徴用の労働者や自らの意志で日本に渡った出稼ぎの労働者など韓半島出身者およそ10万人が住んでいて、そのうち、およそ2万人から3万人が犠牲になったと推定されています。

この慰霊碑が建てられたのは、それから25年後の1970年で、場所も平和記念公園の外でした。慰霊碑が平和公園内に移されるまで、さらに30年近く要するなど、韓国人被爆者の問題は、韓日両国に蔑ろにされてきた側面があります。 

今回の韓日両首脳による参拝は、韓国が徴用問題をめぐる解決策を示したことに対する日本側の呼応措置の一つとみられており、両国がともに戦争の惨禍で犠牲になった韓国人原爆被害者を追悼することで、両国がともに平和と繁栄の道を切り開くという意味合いがあるとみられています。

これに先立ち、尹大統領は19日、歴代大統領としては初めて広島で在日韓国人の被爆者とも面会し、「大韓民国の大統領として、伺うのが遅くなり申し訳ない」と謝罪しました。 

この席には、被爆者1人と犠牲者の遺族ら20人が出席しました。

尹大統領は「わが同胞が被爆した当時、わが国は植民地支配を受けていた」とした上で、「国の力が弱かったため、みなさんが苦痛を強いられていた当時、何もできなかったことに対して、心からお詫び申し上げる」と述べ、深く謝罪しました。

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