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政治

盧武鉉元大統領没後14年 与野党が元大統領の精神に共感しつつ対立

Write: 2023-05-23 15:07:03Update: 2023-05-23 15:16:09

盧武鉉元大統領没後14年 与野党が元大統領の精神に共感しつつ対立

Photo : YONHAP News

盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領が亡くなって14年となる23日、追悼式が開かれ、参列した与野党の関係者はそれぞれ元大統領の掲げた精神を受け継ぐ決意を示した一方、野党からは現政権への批判が相次ぎました。 
 
生まれ故郷で墓地がある慶尚南道(キョンサンナムド)金海(キメ)市の烽下村(ボンハマウル)で行われた追悼式には、権良淑(クォン・ヤンスク)夫人ら遺族のほか、政府関係者、それに与党「国民の力」と最大野党「共に民主党」の幹部や国会議員らが大勢参列しました。退任した文在寅(ムン・ジェイン)前大統領も追悼式に参列しました。 
 
盧元大統領は、歴代大統領の好感度に関する世論調査で1位となるなど、没後も韓国国内では大きな存在感を持ち続けています。
 
盧政権最後の国務総理を務めた韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理は、追悼の言葉で、「盧武鉉大統領が夢見ていた『平和と繁栄の北東アジア時代』に向けた歩みが、絶え間なく続いている」と述べました。
 
そのうえで、北東アジア時代を切り開くためには、まず隣国である日本と、もう一段階高い協力関係を構築しなければならないとした盧元大統領の発言に言及し、「冷え込んだ韓日関係に火を灯し、平和と共存の新たな秩序の構築に向け、揺らぐことなく進んでいる」と述べました。 
 
与党「国民の力」の報道官は、「韓国社会が直面する無数の対立の中で、盧元大統領が示した『統合と原則の価値』を思い起こす」としたうえで、「国民統合と共生の価値を胸に刻み、盧元大統領の歩みを忘れない」と強調しました。
 
野党「共に民主党」の報道官は、「検察など権力機関の改革を実現しようとした盧元大統領の夢は、既得権に遮られ実現できておらず、むしろ尹大統領の私有化が進んだ法務部と検察、監査院などは、野党や労組、国民を攻撃している」と非難しました。
 
野党「正義党」の報道官は、「対話と妥協の政治を実践した盧元大統領の精神を称える」としたうえで、「尹政権発足後、民主主義が後退している」とコメントしました。

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