韓国初の宇宙科学衛星が27日午後、北極海近くのロシア領から打ち上げられました。打ち上げられた科学衛星1号は、98年10月から開発を始め、総額117億ウォンを投入して韓国が制作したもので、27日午後3時過ぎ、北極海近くのロシアのプレセツク発射場からロシアのロケットで打ち上げられました。この衛星には、韓国では初の宇宙望遠鏡と宇宙物理実験装置、星の精密な感知器などが搭載されており、軌道に乗れば、宇宙観測と宇宙環境の測定、科学実験などの任務を果たすことになります。このうち、韓国科学技術院、韓国天文院、NASA アメリカ航空宇宙局などが共同で製作した遠紫外線分光機は、銀河の地図を作成するとともに、宇宙の生成と進化の究明に役立つものと期待されています。