韓国に駐在する中国のケイ海明大使が、韓国の外交姿勢を批判する発言をしたことをめぐり、大統領室の高官は、「架け橋の役割が適切でなければ、本国と駐在国の国家的利益を損ないかねない」と批判しました。
大統領室が特定の国の大使を批判するのは異例です。
大統領室の高官はまた、「外交関係に関するウィーン条約の第41条では、外交官は、接受国の国内問題に介入しない義務を有すると定められている」として、ケイ大使がこの条約に違反したという認識を明らかにしました。
ケイ大使は8日、最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表との面会で、「アメリカが勝利し、中国が負けることに賭ける人たちは、あとで必ず後悔する」と述べました。
面会の様子は、動画サイトで生中継され、国内に波紋が広がりました。