世界の多くの国で、異性に対する偏見の解消が進むなか、韓国人はおよそ9割の人が異性に対して偏見を持っていることが、国連の調査でわかりました。
UNDP=国連開発計画は、世界の人口の48%をカバーする38の国と地域について、異性に対する偏見に関して調査を行い、12日に結果を発表しました。
それによりますと、2017年から2022年までの最新データでは、韓国人の89.9%が、異性に対して少なくとも一つの偏見を持っていることがわかりました。
分野別では、政治的偏見を持っている人の割合が72.8%で最も多く、身体条件56.2%、経済55.3%、教育33.7%となっています。
1つも偏見を持たない韓国人の割合は10.1%にとどまり、スウェーデンの68.2%やニュージーランドの65.6%をはるかに下回っています。
UNDPは、韓国について、「性犯罪を女性が告発する‘MeToo’運動が広がったにもかかわらず、この10年間女性に対する偏見が改善していない」と指摘しました。
日本やドイツ、ニュージーランド、シンガポールは、ジェンダー平等の認識が大幅に改善していました。