尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は15日午後、自ら主管し、韓米両軍が参加する「連合・合同火力撃滅訓練」に関連して、「敵の善意に頼る偽の平和ではなく、われわれの力で国の安全保障を守るのが真の平和だ」と述べました。
尹大統領は、京畿道(キョンギド)抱川(ポチョン)の訓練場で行われた訓練について、「韓米同盟の圧倒的な先端戦力を目の当たりにし、国軍統帥権者として非常に心強く、満足する」と話しました。
また、「敵と戦って勝てる強軍だけが韓国の自由と平和、そして繁栄を保障する。政府は確固たる安全保障体制と実践的訓練で国を堅固に守り、国民の命と安全を守る」と強調しました。
この訓練は、韓米が最新兵器を投入し、敵の挑発に対する報復・撃滅能力を誇示するもので、今回は健軍75周年、韓米同盟70周年を記念してこれまでで最大規模で行われました。
訓練には、韓国から戦闘機「F-35A」や自走砲「K9」をはじめ、アメリカから戦闘機「F-16」や無人機「グレイ・イーグル」など、610台あまりの先端兵器と、2500人あまりの将兵が参加しました。
大統領室によりますと、韓米は、北韓の挑発のシナリオに対応した実機動、実射撃訓練を行い、「力による平和」の実現に向けた連合、合同作戦の遂行能力を点検したということです。
合同火力訓練を大統領が直接主管したのは、朴槿恵(パク・クネ)元大統領以降、8年ぶりです。