与党「国民の力」に所属する6割近くの議員が21日、国会議員としての不逮捕特権を放棄するため、誓約書に署名しました。
国民の力の議員67人は21日午後、国会で開かれた総会で「国会議員の不逮捕特権の放棄誓約書」に署名しました。
「国民の力」の金起ヒョン(キム・ギヒョン)代表は前日の20日、国会で演説を行い、国会議員定数の1割削減や、議員の職務不履行時の報酬停止、議員全員の不逮捕特権の放棄といった、議員制度改革に向けた3つの課題を野党に提案していました。
「国民の力」の尹在玉(ユン・ジェオク)院内代表は、112人の与党議員のうち、4割以上の議員が署名しなかったことについて、「海外出張などで不在の議員もいて、全員は署名できなかった」と説明しました。
尹院内代表は、国会議員定数の削減については、「今日は時間が限られていたため、不逮捕特権の放棄の件だけ意見集約を行った。あらためて党の総会を開き一致を図る」と話しました。