ベトナムを国賓として訪れている尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、現地で韓国語を学ぶベトナムの学生たちと懇談し、韓国政府として韓国語教育に力を入れる方針を示しました。
この懇談会は22日午後、ハノイ国家大学で金建希(キム・ゴニ)夫人も参加して行われました。会話は、通訳を介さず韓国語で行われました。
尹大統領は、「ベトナムの学生たちの韓国語学習熱がすごいという話を聞いている。韓国政府として、この熱気に応えなければならない」と話しました。
また、「特定の分野に進出するために必要な専門用語を学びやすくするなど、政府が取り組む。教育部長官もベトナムを訪れて、直接状況を確かめるよう指示する」と述べました。
大統領室によりますと、会場では、尹大統領の訪問を歓迎して、現地の中学生が韓国の「アリラン」をベトナムの伝統楽器で演奏したほか、来年1月に出版予定のベトナムの小・中学校で使う韓国語の教科書なども展示されたということです。