野党「正義党」の幹部らが22日、日本を訪れ、東京電力福島第一原発の汚染処理水の海洋放出計画の撤回を求めるデモを行いました。
デモは22日午後、東京電力の本社前で行われ、正義党の裵晋教(ペ・ジンギョ)院内代表、李恩周(イ・ウンジュ)院内首席副代表、姜恩美(カン・ウンミ)議員らと、日本の社民党の大椿裕子参議院議員らが参加しました。
正義党の「福島汚染処理水阻止作業部会」の団長を務める姜議員は、「韓国国民の84%が汚染処理水の海洋投棄に反対している。環境団体などの市民団体や漁民らが反対しているにもかかわらず、無視して海洋投棄を強行する東京電力に強い遺憾の意を表す」と述べました。
正義党は、当初、東京電力に抗議書を手渡す方針でしたが、東京電力の関係者らが面会を拒否し、抗議書を受け取りませんでした。
裵院内代表は、「東京電力は汚染処理水の放出が、人々にとってどれほどの重みを持つのかを切実には感じていないようだ」として東京電力を批判しました。
正義党議員らは23日、放射性物質の専門家らとともに福島原発を訪れ、汚染処理水を貯蔵する敷地を確認し、懇談会などを開いたあと、24日、帰国する予定です。