9月に新設される韓国軍のドローン作戦司令部の主な任務として、敵の無人機による挑発に対する攻撃が明記されました。 
 
国防部は27日、ドローン作戦司令部の設置と任務遂行の法的根拠となる「ドローン作戦司令部令」を制定し公布したと明らかにしました。
 
ドローン作戦司令部は、国防部長官直属の組織で、将軍級の将校が司令官を務めます。
 
今回交付されたドローン作戦司令部令では、監視や偵察にくわえて、「敵の無人機への打撃などの軍事作戦」が明記されています。
 
軍当局は、高い高度での長距離偵察が可能な太陽光電池で動くドローンを確保済みで、北韓全域を監視・偵察することのできる小型の無人機100機も今月中に調達する計画だということです。
 
小型無人機は、1時間当たり数百キロの飛行能力や飛行操縦コンピューター、GPS、復帰機能慣性航法装置などが搭載されていて、通信圏外でも自動飛行が可能で、北韓側に墜落した場合にはデータを自動で削除する機能もあるということです。
 
軍はまた、北韓軍のレーダーに探知されないステルス機能を持った小型無人機も年末までに開発する方針です。