ソウル市長と東京都知事が、8年ぶりとなる公式会談で意見交換しました。
ソウル市は、「4泊5日の日程で東京を訪れた呉世勲(オ・セフン)ソウル市長が27日、東京都庁で小池百合子都知事と会談した」と明らかにしました。
ソウル市長と東京都知事による正式な会談が行われたのは、2015年の朴元淳(パク・ウォンスン)元市長と舛添要一元知事の会談以来、8年ぶりです。
ソウル市と東京都は、1988年9月3日に友好都市関係を結んで以来、35年間交流を行ってきました。
呉市長は会談で、東京の都心再開発や緑地造成の現場を視察したことに触れ、東京都の都心再開発の現状をソウル市の関連政策を策定するうえで参考にしたいと明らかにしました。
小池知事は、スタートアップ企業などが集まり都市問題の解決に向け議論する国際イベント「SusHi Tech Tokyo」(スシテック東京=SustainableとHi-Techという価値を創造する都市)について紹介しました。
二人はまた、喫緊の課題である気候変動問題の解決に向け、協力することで一致しました。
一方、世界都市サミット市長フォーラムの共同議長を務めている呉市長は、9月にソウルで開かれるフォーラムに小池知事を招待しました。
ソウル市は「今回の会談が、韓日関係の発展をけん引する呼び水になることを期待する」との考えを示しました。