東京電力福島第一原発の汚染処理水の海洋放出に反対するため、与野党の党員100人あまりが共同で、日本に対して放出計画の撤回を求めました。
海洋放出に反対する会を発足させたのは、与党「国民の力」、最大野党「共に民主党」、野党「民生党」など与野党に所属する一般の市民など100人あまりです。
グループのメンバーは3日、国会で記者会見し、「日本政府が一方的に推進する福島第一原発の汚染水の無断放出に断固反対する韓国の絶対多数の国民の意志を表明するためにこの場に立った」と述べ、日本政府に対して計画を撤回するよう求めました。
これに先立って、国会では先月30日、野党が単独で、福島第一原発の汚染処理水の海洋放出計画の撤回を求める決議案を可決させています。
決議案は、日本政府に対して、汚染処理水の海洋放出計画を直ちに撤回するよう求め、韓国政府に対しても国際海洋法裁判所への提訴などを促すとともに、水産物に対する放射性物質検査の拡大などを求めています。
野党が単独で決議案を可決させたことについて、与党「国民の力」は、海洋放出計画について聴聞会を開くという合意を野党が破棄したものとみなすとして、聴聞会の開催を拒否すると明らかにしました。