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政治

与野党 福島原発の放出計画へのIAEA発表でも対立

Write: 2023-07-05 10:22:11Update: 2023-07-05 15:18:46

与野党 福島原発の放出計画へのIAEA発表でも対立

Photo : KBS News

IAEA=国際原子力機関が福島第一原発に溜まる汚染処理水の海洋放出は国際基準に合致していると発表したことをめぐって、韓国の与党は「謙虚に受け入れる」とする一方、野党は「報告書は中身がない」と批判し、与野党が真っ向から対立しています。 
 
IAEAのグロッシ事務局長は4日、日本を訪れ、岸田総理大臣と面会し、海洋放出の安全性に関する包括的な評価結果の報告書を手渡しました。
 
IAEAは報告書で、放出の計画全体について「日本の取り組みは国際的な安全基準に合致している」と結論づけました。
 
与党「国民の力」は、IAEAの発表について、「11か国の専門家が参加する調査団が、およそ2年かけて出した結論だ」としたうえで、「国際社会の中枢国家として結果を謙虚に受け入れるべきだ」と明らかにしました。
 
また、海洋放出に強く反対する最大野党「共に民主党」に対して、「科学的な根拠もなく、政争のために扇動を行っても、耳を傾ける人がいないだけでなく、国際的な恥さらしとなる」と批判しました。
 
これに対して「共に民主党」は、IAEAの報告書について、「これまで指摘されてきたALPS=多核種除去設備の性能について検証が行われていない」と指摘しました。
 
また、「放流施設の故障による意図せぬ流出などを検討していない」と主張しました。
 
そのうえで、「IAEAの独自的な検証ではなく、日本政府と東京電力の立場と想像に基づく『空っぽの』報告書だ。世界や韓国の懸念を解消することにまったく貢献できていない」と批判しました。
 
一方、大統領室は、IAEAの発表について、公式な立場を発表していません。
 
大統領室の関係者によりますと、原子力安全委員会が5日、福島第一原発の汚染処理水の海洋放出に関する会見を通じて、IAEAの報告書に対する立場を表明するということです。

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