韓国で初めて、双子のジャイアントパンダが生まれました。 
 
ソウル近郊のテーマパーク、「エバーランド」は11日、母親の愛宝（アイバオ）と父親の楽宝（ローバオ）の間に自然繁殖によって双子の赤ちゃんが生まれたと明らかにしました。
 
双子の赤ちゃんは2匹とも雌で、産まれたときの体重は、それぞれ180グラムと140グラムでした。
 
エバーランドによりますと、母親の愛宝と赤ちゃん2匹はいずれも健康だということです。
 
エバーランドは、赤ちゃんパンダが元気に育つよう、当分は一般公開しない方針です。
 
中国は、1984年からパンダの海外への貸し出しを始めていて、韓国は中国との国交正常化から2年後の1994年にパンダのつがいを取り寄せましたが、膨大なレンタル費用がかかることから、通貨危機直後の1998年に中国に返却しました。
 
その後、2014年7月の韓中首脳会談で、中国の習近平国家主席が共同研究を目的に韓国側にパンダのカップルを贈ると表明し、2016年3月に愛宝と楽宝が韓国にやってきました。
 
2020年の7月には、愛宝と楽宝の間に、赤ちゃんパンダ「福宝（フーバオ）」が生まれました。
 
「福宝」は、韓国で生まれた初めてのパンダです。
 
現在、韓国にいるパンダは、今回生まれた双子を含め、5頭となりました。