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政治

政府 IAEAの福島事務所へ韓国人専門家の派遣を検討

Write: 2023-07-12 10:05:00Update: 2023-07-12 10:08:15

政府 IAEAの福島事務所へ韓国人専門家の派遣を検討

Photo : YONHAP News

政府は、IAEA=国際原子力機関が汚染処理水の海洋放出の監視のために福島第一原発に開設した現地事務所に韓国人専門家の派遣を検討していることがわかりました。 
 
外交部の報道官は11日、定例の会見で、IAEAが福島原発の構内に職員が常駐する事務所を設置することを受けて、政府が韓国人専門家の派遣を要請したという報道について、「国民が安心できるよう、IAEAの今後の活動に韓国が参加を続けられるよう、IAEAと協議を行っていく予定だ」と答えました。
 
時期については、「IAEAの活動が確定していないため、まだ具体的な協議を進める段階ではない」と述べました。
 
IAEAのグロッシ事務局長は今月5日から7日まで福島県を訪問し、地元の首長らとの会合で、IAEAは今後も福島にとどまり、放出の監視を続ける考えを強調しました。
 
これを受け、IAEAの福島事務所は、グロッシ事務局長の訪日期間中に開設されています。
 
その後、グロッシ事務局長が来韓した8日、朴振(パク・チン)外交部長官はグロッシ事務局長と面談した際に、事務所に韓国人専門家を参加させる案について議論したということです。
 
ただ、IAEAが韓国の専門家を受け入れる場合は、放出の影響を受ける可能性のあるほかの国も参加を要請する可能性があるため、実現するかどうかは不透明です。
 
一方、政府は、汚染処理水の放出計画の安全性を認めたものの、放出自体への賛否は表明しておらず、依然として反対の声が強い世論を意識しながら慎重な立場をとっています。

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