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韓半島

金与正氏 韓国を「大韓民国」と表現 公式には初めて

Write: 2023-07-12 10:53:39Update: 2023-07-12 11:35:34

金与正氏 韓国を「大韓民国」と表現 公式には初めて

Photo : KBS News

金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党第1副部長は、自身が発表した談話のなかで、韓国を「大韓民国」と表現しました。北韓が公式の談話で「大韓民国」という名称を使用するのはこれが初めてです。 
 
金副部長は、10日と11日の両日、アメリカ空軍の偵察機が韓半島の上空で活動していることを批判する談話を、朝鮮中央通信を通じて発表しました。
 
このなかで、金副部長は、強調を意味するカギカッコつきで、韓国を「大韓民国」と表現しました。
 
韓国と北韓は、1991年9月に国連に同時加盟したあと、12月に南北基本合意書を交わし、「国家と国家の関係ではなく、将来の統一に向けた暫定的で特殊な関係」として、南北関係の性格を初めて規定しました。
 
韓国が、日本では北朝鮮と呼ぶ地域を「北側の韓国」という意味で、「北韓」と呼んでいるように、北韓側も、韓国を「南朝鮮」と呼んできました。
 
今週、金副部長が突然「大韓民国」という用語を持ち出した意図について、北韓の韓国に対する政策が、歩み寄りの模索から、敵対的共存に重きを置く、いわゆる「Two-Korea」政策に変化したのではないかという見方も出ています。
 
ただ、韓国政府は現在のところ、北韓の意図について具体的な評価を下さず慎重な姿勢を示しています。
 
一方、南北関係が冷え込んでいる中、韓国の統一部長官の北韓側のカウンターパートである祖国平和統一委員会の委員長のポストが空席となっていて、今月はじめに北韓が韓国人の訪朝を認めない立場を発表した際も、祖国平和統一委員会ではなく外務省が行いました。

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