北韓寄りの在独学者「韓国の法律に従う」で起訴猶予か
Write: 2003-09-30 00:00:00 / Update: 0000-00-00 00:00:00
ドイツに住む北韓寄りとされる韓国人学者 宋斗律(ソン・ドゥユル)さん(59)が37年ぶりに韓国に帰国し、国家保安法違反の疑いで国家情報院の取り調べを受けていますが、宋斗律さんは今後は韓国の法律に従うことを誓う文書を提出しました。国家情報院のこれまでの調べでは、宋斗律さんは韓国で朴正熙政権が政権維持のため民主化運動を弾圧し始めた頃の73年にドイツで北韓労働党に入党したことが明らかになりました。しかしここ10年間は労働党との関係も疎遠になり、事実上、労働党から離党したと主張しています。また宋斗律さんは29日「昔の行動が問題になったが、今は北韓労働党の党員ではない。北韓入りした際、北韓当局からもらった費用は工作金ではなく航空運賃だったが、韓国の民主化運動の関係者にはご心配をかけた。これからは韓国の法律を念頭に置いて暮していきたい」と述べ、韓国の法律を守る誓約書を出し、国民に向けて謝罪しました。このため、国家情報院は「政治犯には思想転向する機会を与えており、それが逮捕や裁判などにも反映されている」として不起訴にする構えをみせており、これを受けて検察は起訴猶予にすることを検討している模様です。
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