朴振（パク・チン）外交部長官は14日、中国の王毅共産党政治局員との会談で、あつれきが生じている韓中関係の改善を模索するものとみられます。 
 
朴長官と王毅氏は、ASEAN=東南アジア諸国連合の拡大外相会議に出席するためインドネシアのジャカルタを訪問しています。王毅氏は、秦剛（しん・ごう）外相の代理としての参加です。
 
韓国に駐在する中国のケイ海明大使が先月、韓国の外交政策を批判する発言をしたことを発端に両国関係がぎくしゃくしていることを受け、朴長官は会談で中国側に、相互尊重にもとづく健全な両国関係の発展に向けて双方が共に努力するよう呼びかけるものとみられています。
 
一方、韓国と日本、アメリカの外相による会談も14日に開かれる見通しで、会談では、北韓が12日にICBM＝大陸間弾道ミサイルを発射したことを非難し、3か国の連携強化を確認するものとみられます。
 
14日に開催されるARF＝ASEAN地域フォーラムにはインドネシアに駐在する北韓の安光日（アン・グァンイル）大使も出席する予定で、安氏の発言にも注目が集まっています。