ソウル市では、公共施設や大型施設の駐車場に設けられた女性優先駐車スペースが家族向けに切り替えられます。
女性優先駐車スペースは、駐車場で女性を狙った犯罪が相次いで発生したことを受けて、2009年に女性の安全確保を目的に導入されました。
これにより、公共施設や大型施設などで全体の駐車スペースの1割以上が女性優先として指定されています。
しかし、実際に女性が利用する割合は16%にとどまっていることに加え、弱者として配慮されることを好まない女性もいることから、制度改善の必要性を指摘する声が上がっていました。
これに受けて、ソウル市は「女性優先駐車スペース」を「家族配慮駐車スペース」に変更することを決め、改正条例を18日に公布・施行します。
新しく設けられる家族配慮駐車スペースを利用できるのは、妊婦や高齢者など移動が困難と感じる人のほか、乳幼児を連れた人などです。