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政治

地下道浸水による死亡 「人災」との指摘も

Write: 2023-07-17 14:10:07Update: 2023-07-17 14:14:38

地下道浸水による死亡 「人災」との指摘も

Photo : YONHAP News

韓国では豪雨による被害が広がるなか、中部の清州(チョンジュ)市では、地下道に路線バスなど複数の車両が水没し、少なくとも13人が死亡しました。水没の数時間前から危険性が指摘されていたにもかかわらず、現場では通行規制がされておらず、人災との指摘が出ています。 
 
清州市興徳(フンドク)区では15日午前8時30分ごろ、地下道の脇を流れる川、美湖川(ミホチョン)の水が一気に流れ込み、路線バスや乗用車など16台が取り残され、これまでに13人の死亡が確認されました。
 
今も数人が行方不明になっているとみられます。
 
車両の一部は今も水没したままで、死者がさらに増えることが懸念されています。
 
川の水位をモニターし、必要に応じて政府や自治体に適切な措置を取るよう促す洪水統制所は、事故発生のおよそ4時間前となる15日午前4時10分ごろ、美湖川が氾濫する可能性があるとする洪水警報を出し、国務調整室や行政安全部、浸水現場の位置する区、市、道の自治体など関係機関76か所に通知しました。
 
事故発生2時間前の午前6時30分ごろには、区庁に直接電話をかけ、住民の避難や規制を要請しましたが、地下道の交通規制は行われませんでした。
 
また、美湖川の近くでは、最近になって、橋の拡大工事のため堤防の一部を壊しそれに代わる仮の堤防が設置されていますが、高さが足りないなどずさんなもので、これが今回の豪雨で崩れたため事故につながった可能性も指摘されています。
 
警察は、行方不明者の捜索が終わり次第、捜査本部を設置し、事故の真相解明にとりかかる方針で、洪水統制所のほか、関係する自治体などが捜査の対象になる見通しです。

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