韓国と日本の外交当局が4年ぶりに領事局長会議を開き、領事分野での協力を議論しました。
第23回韓日領事局長会議は19日、東京で開かれ、出入国や滞在の支援、相手国内での自国民の保護などについて幅広く意見が交わされました。
両国は、領事サービスのデジタル化、出入国と滞在、外国人労働者の需給状況など、主な領事政策に関する情報も共有しました。
また、新型コロナの水際対策が終了したあと、日本を訪れる韓国人が急激に増えていることから、韓国側は韓国人の安全についての配慮を呼びかけました。
韓国側は新設された在外同胞庁についても説明しました。
また、韓国政府がことし4月、武力衝突で治安が悪化したアフリカのスーダンから韓国人を退避させた際、日本人数人を車に同乗させ、退避を支援した事例を踏まえ、今後、第3国で自国民を保護する際の協力を強化する方策についても話し合いました。
今回の会議には韓国から、外交部のチョン・ガン領事安全局長、日本から外務省の安藤領事局長がそれぞれ出席しました。
韓日外交当局が領事局長会議を開いたのは2019年以降、4年ぶりです。