韓国中部の忠清北道(チュンチョンブクド)清州(チョンジュ)で起きた地下道の浸水事故に関し、検察は、不手際や対応の遅れが疑われる5つの機関に対して24日、一斉に家宅捜索を行いました。
清州市では今月15日、集中豪雨で増水した川の水が近くの地下道に一気に流れ込み、10台以上の車が取り残され、14人が亡くなっています。
検察の捜査本部は24日午前、忠清北道警察庁、忠清北道庁、清州市庁、行政中心複合都市建設庁、そして忠清北道消防本部を一斉に家宅捜索し、関連資料を押収しました。
地域の警察庁は、事故発生の1時間前に地下道の緊急通行規制を求める通報を受けていながら措置を取らなかった疑いや、付近の別の事故現場に出動したため地下道の事故への対応が十分にできなかったと虚偽の説明をした疑いがもたれています。
道と市、そして消防本部は、事故発生前に危険を知らせる数回の連絡を受けていながらも、通行規制などの適切な措置を取らなかった疑いがもたれています。
行政中心複合都市建設庁に対しては、事故の原因とみられる臨時の堤防について、手抜き工事が行われなかったか、集中的に調査する方針だということです。