ことし6月は、生産と消費、そして設備投資がそろって増加しました。2か月連続の増加です。
統計庁によりますと、2020年を100とする、農林水産業を除いた全産業の生産指数は111.1で、前月に比べて0.1%上昇しました。
生産指数が上昇したのは5月に続いて2か月連続ですが、伸び率は5月の1.1%に比べて鈍っています。
鉱工業と製造業の生産は減りましたが、サービス業の生産が増え、全体的に小幅な増加となりました。
鉱工業のうち、半導体は3.6%上昇しました。半導体の輸出額が89億ドルと今年最大となり、出荷は41.4%増え、在庫は12.3%減りました。
消費動向を示す小売販売額指数は、エコカーなど耐久財の販売が増え、前月に比べて1.0%上昇しました。
設備投資は、乗用車など輸送設備への投資が増え、全体的に0.2%上昇しました。
生産と消費、設備投資が2か月続けてプラスとなったのは、2018年1月と2月以来のことで、下半期の景気減速に対する懸念がいくらか和らいだとの見方が出ています。
ただ、統計庁の担当者は、「景気はやや改善した流れを見せているが、四半期末という特殊要因もあったため、もう少し見守る必要がある」としています。