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社会

全国の教師など3万人がソウルで集会 「教員の権利の強化を」

Write: 2023-07-31 11:35:19Update: 2023-07-31 11:42:47

全国の教師など3万人がソウルで集会 「教員の権利の強化を」

Photo : YONHAP News

今月中旬、ソウルの小学校教師が自殺したことについて、警察や教育当局が原因を調べているなか、ソウルで29日、亡くなった教師を追悼するとともに、教員の権利の強化を求める3万人規模の集会が開かれました。   
 
韓国では、小学校の教師が児童から暴行されるなどの事件が相次いでいるほか、今月18日にソウル市瑞草(ソチョ)区の小学校で、保護者への対応に苦しんでいた教師が自殺していて、児童・生徒の人権を過度に保護する制度と文化的背景により、教師が正当な教育活動を行えなくなっているとして、教員の権利を守るための法整備を求める声が高まっています。
 
集会は29日の午後2時からおよそ2時間にわたって開かれ、全国各地から小中学校と高校の教員や市民3万人余りが参加しました。
 
教員らが権利の強化を求めて集会を開いたのは、22日に続いて2回目で、教員たちがSNSなどで自主的に参加を呼びかけ合ったということです。
 
集まった人たちは黒い服装で参加し、亡くなった教師を追悼しました。

さらに、教員の権利の強化に加え、安全な教育環境の整備や児童虐待処罰法の改正などを求めました。
 
一方、この5年半の間に、公立の小中学校と高校の教師100人が自ら命を絶ったことがわかりました。
 
教育部の調べによりますと、100人のうち、小学校の教員が57人で最も多く、高校は28人、中学校は15人でした。
 
自殺の理由としては「原因不明」が70人で最も多く、次いで「うつ病とパニック障害」が16人、「家族内の葛藤」が4人などとなっています。

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