ウクライナ軍がロシア軍への攻撃に使っているロケット弾が、元々は北韓がロシアに提供したものである可能性を指摘した海外メディアの報道について、国防部は31日、「違法な武器取引は中止しなければならない」と強調しました。 
 
イギリスのフィナンシャル・タイムズは現地時間の28日、ウクライナ軍がロシア軍への攻撃に北韓製のロケット弾を使用していると報じました。

さらに、北韓はロシアを支持しているため、北韓がウクライナに武器を提供したとは考えにくく、北韓がロシアに輸出したものをウクライナが奪い取って使用している可能性があると報じました。
 
これについて、国防部の報道官は31日の定例会見で、「動向を注視している」としたうえで、「国連安全保障理事会の決議は北韓との武器取引を禁止している。国際社会の平和と安定を害する北韓との違法な武器取引は、直ちに中止しなければならない」と強調しました。
 
これまでアメリカが、北韓がロシアに武器を供給していると非難してきましたが、北韓とロシアはこれを強く否定しています。