韓国政府は、日本からの修学旅行生の受け入れを増やしていくため、日本の教職員らを韓国に招いて、修学旅行のモデルツアーを実施します。
文化体育観光部と韓国観光公社が2日、発表したところによりますと、3日から6日まで、日本の教職員や自治体の関係者ら100人を韓国に招いて、修学旅行のモデルツアーを実施するということです。
モデルツアーでは、韓国観光広報館「ハイカーグラウンド」、世界文字博物館、仁川(インチョン)の松島(ソンド)セントラルパークなど、観光名所を巡ります。
また、ツアーの参加者は、ソウルで4日に開かれる「韓日未来世代観光交流活性化シンポジウム」にも出席します。
シンポジウムでは、1972年に初めて日本からの修学旅行を行った学校の一つである滋賀県の近江兄弟社高校の教師と、新型コロナの流行が落ち着いてきたことし3月以降、日本からの修学旅行を初めて再開した熊本県のルーテル学院高校の卒業生が、修学旅行の体験談を紹介します。
このシンポジウムには、韓日の学生交流に関心のある韓国の教職員も出席します。
文化体育観光部の関係者は、「日本の若者たちの韓国訪問が、両国の未来世代間の活発な交流につながるよう、両国の学校、自治体、観光業界間のネットワークを強化していきたい」と話しています。