韓国の全域にマラリア警報が出ています。
疾病管理庁は3日、京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)で採取した蚊から、ことし初めてマラリア原虫が確認されたとして、全国にマラリア警報を出しました。
マラリア原虫が確認されたのは、去年より2か月以上早くなっています。
韓国では、ことしに入ってから先月29日までの間に、合わせて417人のマラリア患者が報告されています。これは、去年の同じ期間に比べて2倍以上多いものです。
地域別では、京畿道(キョンギド)が全体の63%を占めて最も多く、次いで仁川(インチョン)、ソウルの順で、いずれも北韓との境界線に比較的近い地域です。
疾病管理庁は、マラリアを予防するために、蚊の活動が活発になる夜間は野外での活動を控え、外出する際は長袖と長ズボンを着用するよう、呼びかけています。