大型の台風6号が、韓国に向け北上しているなか、中央災害安全対策本部は7日午後6時に、台風の警戒レベルを、4段階のうち最も低い「関心」から上から2番目の「警戒」に引き上げました。
中央災害安全対策本部は関係機関に対し、海岸沿いの低い土地や、地下道、登山道などへの出入りを規制し、浸水のおそれがある半地下住宅やマンションの地下駐車場に止水板の設置を呼びかけるなど、台風への備えを徹底するよう指示しました。
また、土砂崩れの危険がある地域へのモニタリングを強化し、異常な兆候が確認されれば直ちに住民を避難させるよう指示しました。
台風は10日の午前に、韓国南部、慶尚南道(キョンサンナムド)の海岸に上陸し、その後、北上を続け、11日未明には、北韓に接近するものとみられます。
台風の接近にともなって、8日は、江原道(カンウォンド)東部と慶尚北道(キョンサンブクト)北部を中心に大雨となり、9日から11日までは、全国的に大雨で、強風が吹く予報です。
2023年8月9日修正