日本の植民地支配に抵抗して中国で設立された大韓民国臨時政府の軍事組織「光復軍」の一員で、韓国の独立に貢献したオ・ソンギュさんが13日、日本から帰国しました。
国家報勲部の朴敏植(パク・ミンシク)長官をはじめとする政府代表団と金浦国際空港に到着したオさんは、「感無量で言葉が出ない。日本で死ぬわけにはいかない」と述べました。
1923年生まれで、ことし100歳を迎えるオさんは、日本の植民地時代に旧満州で抗日運動に参加しましたが、日本の憲兵組織に追われる身となったことで満州を脱出しました。その後、中国安徽省の光復軍第3支隊に入隊し、独立運動に従事しました。
1990年に建国勲章を受章したオさんは、日本で長く暮らしていましたが、祖国で最期を迎えたいとして、帰国の意思を示していました。