税収の減少などの影響で財政赤字が膨らむなか、政府がことしに入ってから7月まで韓国銀行から一時的に借り入れた資金は、累計で100兆ウォンを超えることがわかりました。2013年以降では最も多くなっています。
政府は、会計年度のなかで歳入と歳出の時間差による一時的な資金不足を補うために韓国銀行から一時的な借り入れを行うことができます。
韓国銀行が国会に提出した資料によりますと、ことし1月から7月まで、政府が韓国銀行から一時的に借り入れた金額の累計は100兆8000億ウォンで、去年の同じ期間に比べて3倍多く、統計が電算化された2010年以降では最も多くなっています。
これは、政府が韓国銀行からの一時買い入れ額の上限である50兆ウォンを超えない範囲内で、借り入れと返済を繰り返したためで、景気低迷や不動産取り引きの減少などで歳入が減り、政府の財政運営が厳しくなっていることが背景にあるとみられています。
ことし1月から6月までの歳入から歳出を差し引いた財政収支は、55兆4000億ウォンの赤字となっています。
政府が韓国銀行から一時借り入れを頻繁に行っていることについて、市場の通貨供給量が増え、物価管理の妨げになる可能性があると指摘する声が上がっています。