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政治

韓日米首脳「3か国の協力 新たな時代へ」3者会談定例化

Write: 2023-08-19 08:12:48Update: 2023-08-19 13:08:30

韓日米首脳「3か国の協力 新たな時代へ」3者会談定例化

Photo : YONHAP News

アメリカを訪れている尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、日本の岸田総理大臣とアメリカのバイデン大統領との首脳会談を行い、今後、韓日米が共同の脅威に直面した場合、即時に協議し対応する仕組みを整えることや、3か国の首脳会談を少なくとも年に1回開くことなどで合意しました。合意内容は文書としてもまとめられたことから、首脳らは、3か国の協力体制の「新たな時代を開いた」と評価しました。  
 
会談は、現地時間の18日にアメリカのワシントン郊外にある大統領専用の山荘、キャンプ・デービッドでおよそ1時間にわたって行われました。
 
まず、3か国は、共同の利益に影響を及ぼす安全保障面の脅威に直面した場合、即時に協議し、情報を共有することで合意しました。
 
特に、北韓による核やミサイルの脅威や、中国の軍事力強化の動きを踏まえ、今年末までに北韓のミサイルに関する情報をリアルタイムで共有する仕組みを整えるとともに、ミサイル防御に向けた協力を強化するため、3か国の合同訓練を毎年実施することにしました。
 
また、今後、韓日米3か国の首脳会談を少なくとも年に1回行うことでも合意しました。
 
これまで、3か国の首脳会談は、国際会議をきっかけに行われてきましたが、今回のキャンプ・デービッドでの会談を皮切りに、今後は別途、3か国のリーダーが、毎年、顔をあわせることになります。
 
こうした一連の内容は、会談後に行われた共同の記者会見で、3つの文書として発表されました。
 
文書は、3か国の包括的な協力策をまとめた「キャンプ・デービッド精神」、協力を進める中で拠り所とする原則をまとめた「キャンプ・デービッド原則」、脅威への共同対応を約束した「3者協議に対する公約」の3つです。
 
今回、口頭での会見だけではなく、合意内容が文書の形でも発表されたことで、今後、3か国で政権交代があっても、揺るぎない関係を維持できるか、注目されています。
 
尹大統領は、共同記者会見で、「韓日米の連携をさらに強化するために制度的な基盤を強固にした」と述べ、岸田総理大臣やバイデン大統領も、「3か国の協力がパートナーシップの新時代をひらいた」と強調しました。
 
今回会談が行われたキャンプ・デービッドは、これまでもアメリカの大統領が外国の首脳をゲストとして招き、打ち解けた雰囲気で会談を行う際に利用されてきた場所で、歴史的な首脳会談が行われてきたことでも知られています。
 
バイデン大統領が外国の首脳をキャンプ・デービッドに招くのはこれが初めてで、3か国の首脳らは、昼食や散策を通して親睦を深めたほか、ノーネクタイにスカイブルーのワイシャツをそろって着ることで、揺るぎない結束をアピールしました。
 
3か国の首脳が顔をあわせるのは、先月、リトアニアで行われたNATO=北大西洋条約機構の首脳会議以降、1か月ぶりです。

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