韓国と日本の検察による親善サッカー大会が、韓国で5年ぶりに開かれます。
法務部は25日から27日までの3日間、日本の検察関係者75人を韓国に招待し、交流のためのワークショップとサッカー大会を開催するということです。
韓国の法務部と日本の法務省は、1999年に検察親善サッカー大会を開くことで合意して以降、2年から3年に1回、交代で開催し、直近の大会は2018年3月に東京で開かれました。
しかし、2018年10月に韓国の最高裁にあたる大法院が日本企業に対して徴用被害者に賠償を命じる判決を言い渡したことや、日本政府による輸出管理の強化などで両国関係が悪化したことに加え、新型コロナの流行も重なり、大会は5年以上、開催されていませんでした。
両国の代表団は、25日にソウル高等検察庁でワークショップを開いて刑事や司法に関する共通の懸案について意見を交わし、26日にソウル郊外で親善サッカー大会を開く予定です。
なかでも、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と親交が深いとされる前検事総長の林眞琴氏が日本の代表団に含まれ、注目を集めています。
林氏は、2020年7月から去年6月まで検事総長を務め、尹大統領が検事総長にあたる検察総長に就いていたころ、書簡をやり取りするなど交流を続けたとされています。