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政治

福島汚染処理水の海洋放出 現時点で異常なし 韓国政府

Write: 2023-08-25 14:44:24Update: 2023-08-25 16:14:52

福島汚染処理水の海洋放出 現時点で異常なし 韓国政府

Photo : YONHAP News

政府は、福島原発の汚染処理水の放出データを確認したうえで、これまでのところ異常はないと発表しました。また、韓国で使用されている「汚染水」という表現を見直す可能性についても示唆しました。 
 
国務調整室の朴購然(パク・クヨン)第1次長は、記者会見で、「政府は東京電力などがリアルタイムで共有しているデータのほか、韓国と日本の当局間のホットラインなどを通して放出状況を点検しており、これまでのところ、放出が計画通りに進められていることを確認した」と述べました。
 
朴第1次長はまた、「韓国原子力安全技術院の検討チームが放出状況の分析と対応を行っている」としたうえで、「国民の安全と健康に影響を及ぼすことがないよう、問題が明らかになった場合は速やかに最善の措置を取る」と強調しました。
 
こうしたなか、IAEA=国際原子力機関が福島に開設した現地事務所を韓国の専門家が2週間おきに訪問し、放出状況を点検するという合意に従って、韓国原子力安全技術院の専門家が27日、非公開で日本に向かう予定だということです。
 
一方、汚染水を処理したあと海に放出されている水について、政府やメディアは「汚染水」と呼んでいますが、これを「処理水」という用語に見直すべきだとする声が、政府内からも上がっています。
  
朴第1次長は、「総体的に表現する際には、汚染水という用語を使う」としていますが、海洋水産部の朴成訓(パク・ソンフン)次官は、「汚染水という表現のせいで消費が落ち込むとして漁業従事者からの抗議が多く寄せられている」としたうえで、「用語の変更も、政府が検討する必要がある」と強調しました。

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