韓国の全羅北道(チョンラブクド)で今月上旬に開かれた、ボーイスカウト・ガールスカウトの最大のキャンプ大会「世界スカウトジャンボリー」に関する不手際をめぐって、金賢淑(キム・ヒョンスク)女性家族部長官が、初めて謝罪しました。
金長官は30日、国会の予算決算特別委員会に出席した際、記者団に対して、「担当閣僚として、またジャンボリーの共同委員長の一人として、不便を強いられたスカウト隊員と、ご心配をおかけした国民に対して、心からお詫び申し上げます」と謝罪しました。
金長官が、ジャンボリーのずさんな運営について謝罪したのはこれが初めてです。
金長官は、「責任の所在は、監査院の調査で明らかになるだろう。いまは責任を擦り付け合うのではなく、国民に事実関係を明確に伝え、監査結果を待つのが適切だと考える」と述べました。
一部で更迭の可能性が取りざたされていることについては、「正式に聞いていない」として、国会や監査院の調査に誠実に対応する考えを示しました。