韓国で28番目となる原子力発電施設「新ハヌル原発2号機」の運転許可が下りました。半年後に商業運転を始める見通しです。
原子力安全委員会は7日、新ハヌル原発の2号機の運転を許可しました。
これにより、新ハヌル2号機は、早ければ来週にも燃料を充填し、6か月余り試運転を行ったあと、商業運転を始める見通しとなりました。
新ハヌル2号機は、2011年12月に着工し、去年8月に完成した韓国型の原発で、発電容量は1400メガワット、設計寿命は60年です。
計画当初は、2017年に工事を完了して2018年に運転を始める予定でしたが、文在寅(ムン・ジェイン)政権の脱原発政策の影響などで完成が遅れていました。
尹政権は、前政権の脱原発政策を撤回し、原発産業を強化することを重要な政策として掲げていて、前政権が白紙に戻した新ハヌル原発の3号機と4号機の建設も再開させています。
尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権で、原発の運営許可が出されたのは今回の2号機が初めてです。