モロッコで地震が発生し、甚大な被害が出ていることについて、韓国外交部は、犠牲となった人たちに哀悼の意を表する声明を出すとともに、モロッコへの支援に向けてモロッコ政府や国際社会と緊密に連携する方針を明らかにしました。 
 
現地時間の8日深夜、モロッコ中部のマラケシュから70キロほど離れた内陸部を震源とする、マグニチュード6.8の地震があり、これまでに2100人以上の死亡が確認されるなど、甚大な被害が出ています。

現地では、倒壊した建物に取り残された人たちの救助活動が続いています。
 
韓国外交部は10日、声明を出し、「モロッコ政府と国民に深い哀悼の意を表する。被害から早期に復興し、モロッコ国民が衝撃と悲しみから一日も早く抜け出せるよう願う」としたうえで、モロッコへの支援に向けてモロッコ政府や国際社会と緊密に連携すると表明しました。
 
尹大統領も10日、インドで開かれたG20サミットで、モロッコでの地震に関してお見舞いの言葉を述べたうえで、「韓国は必要な支援を惜しまない」と表明しました。
 
モロッコには360人の韓国人が居住していて、震源から近いマラケシュ地域に住む韓国人は10人ほどだということです。

外交部によりますと、地震による韓国人への被害は確認されていないということです。