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政治

KBS理事会 社長の解任を議決 社長は提訴の構え

Write: 2023-09-12 14:04:22Update: 2023-09-12 14:06:13

KBS理事会 社長の解任を議決 社長は提訴の構え

Photo : KBS News

KBSの理事会は、金儀喆(キム・ウィチョル)社長の解任案を議決しました。金社長は、解任は不当だとして提訴する構えです。 
 
KBSの理事会は12日、臨時の理事会を開き、金儀喆社長の解任案を議決しました。
 
議決には、理事長と理事、合計11人の過半数の賛成が必要ですが、野党系の理事5人は、金社長の解任は不当だとして採決前に退席し、政権寄りの理事長と理事、合わせて6人が採決を行った結果、全員が賛成して、社長の解任案は議決されました。
 
KBS社長の解任は大統領の承認を経て最終決定されます。
 
KBS理事会のメンバーは、尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権下で、政権寄りの理事への入れ替えが進み、現在は与党系6人、野党系5人となっています。
 
理事会は、金社長に、経営の悪化や偏向報道など、これまでに指摘されている問題について弁明の機会を与えたあと、解任案の決議を行う予定でしたが、金社長は理事会に出席せず、書面で意見を提出しました。
 
金社長は、「解任されるほど大きな過ちを犯したとは思わない」としたうえで、「法廷争いが続くだろう」と述べ、提訴する考えを示唆しました。
 
最大野党「共に民主党」は、社長の解任は不当だとしたうえで、「尹政権による違法なメディア統制の試みだ」と批判しました。
 
一方、KBSと同じく公共放送局のMBCをめぐっては、放送通信委員会が先月、MBCの大株主である放送文化振興会の権台仙(クォン・テソン)理事長を解任する行政処分を下しましたが、権理事長は処分の取り消しと執行停止を求める申し立てを行い、ソウル行政裁判所は11日、処分の執行を停止する決定を出しています。

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