尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、KBSの理事会が提出した金儀喆(キム・ウィチョル)社長の解任案を承認しました。
大統領室は12日、尹大統領がKBSの理事会が議決した金儀喆社長の解任案を承認したと発表しました。解任案が理事会に提出されてから、2週間足らずでの解任となりました。
金社長の解任案は、12日に開かれた臨時理事会で、政権寄りの理事長と理事の合わせて6人の賛成で議決されました。
KBSの理事会は、ただちに新しい社長の公募を進める計画です。公募には通常1か月程度かかり、10月中には候補者が決まる見通しです。
最大野党「共に民主党」は、「受信料の分離徴収をはじめ、韓相赫(ハン・サンヒョク)放送通信委員長の解任、KBS社長の解任まで拙速に推し進めた」としたうえで、「与党が総選挙に向けてメディアの掌握を試みている」と批判しました。