韓国政府は、サウジアラビアに建設中の大規模な都市建設プロジェクトの受注に向け、サムスン、SK、現代自動車など韓国の大企業10社のトップとともに、政府の代表団が来月、サウジアラビアを訪れる方向で調整が進められています。
政界関係者によりますと、元喜龍(ウォン・ヒリョン)国土交通部長官と李在鎔(イ・ジェヨン)サムスングループ会長など韓国の大企業のトップは来月、サウジアラビアやカタールなど中東の一部の国を歴訪する予定だということです。
なかでもサウジアラビアでは、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が中心となって、およそ1兆ドルを投じてスマートシティ「NEOM」の建設事業が進められていて、韓国はこのプロジェクトの受注に総力戦で臨みたい考えです。
「NEOM」は、エジプトやヨルダンに隣接する紅海沿岸に、面積2万6500平方キロメーターの大規模スマートシティを建設するプロジェクトです。
韓国企業ではこれまでに、サムスン物産が、ことし1月にサウジアラビアの政府系ファンド「PIF」と協力に関する了解覚書を締結しています。
去年11月にムハンマド・ビン・サルマン皇太子が韓国を訪れた際には、李在鎔サムスングループ会長、崔泰源(チェ・テウォン)SKグループ会長、鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車グループ会長、李在賢(イ・ジェヒョン)CJグループ会長、金東官(キム·ドングァン)ハンファソリューション副会長ら8人が面談しています。
今回の韓国大企業各社トップによる歴訪でも、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子との面談が実現するかに関心が集まっています。
最近、サウジアラビアの高官が相次いで韓国を訪れ、政府や企業の関係者と面談していますが、皇太子と韓国大企業トップとの面談の調整を行ったのではないかという見方が出ています。