外国人登録をした外国人であれば、韓国国民と同じように携帯電話を使っての非対面の金融取り引きをすることができるようになります。
外国人登録証は、韓国に90日以上滞在する外国人に対して発給される身分証明書で、出入国管理事務所などで登録をした外国人に発給されます。
法務部は、金融委員会、金融決済院と協力し、外国人登録証の真偽を確認できるサービスを、今月18日からスタートさせます。
このサービスは、国内に暮らす外国人登録を済ませた外国人が、スマートフォンのアプリなどを使って外国人登録証などの確認が必要な金融業務を利用する際、法務部と金融会社がそれぞれ保有する情報を比較することによって、リアルタイムで登録証の真偽が確認できる仕組みです。
このサービスの対象となるのは、外国人登録証、永住証明書、それに外国国籍の人が韓国に居住する際に申告する証明書の3種類です。
外国人登録証は、これまで真偽の確認を行う制度やシステムが整っていなかったため、韓国で暮らす外国人は、口座の開設など、身分証明書の確認が必要な金融業務を行うたびに金融会社などを直接訪問しなければなりませんでした。
このサービスは、まずはメガバンクが対象となり、システムの安定化作業や金融会社の需要の把握などを経て、その他の金融機関へと対象を拡大していく方針です。