全羅南道(チョルラナムド)高興(コフン)郡の小鹿島(ソロクド)でおよそ40年間にわたりハンセン病患者に寄り添ったあと、先月亡くなった看護師のマーガレット・ピサレクさんを悼む焼香所が、4日から8日まで設置されます。
大韓看護協会は、社団法人「マリアンヌとマーガレット」や全羅南道など4つの団体と共同で、ソウル市内と高興郡の2か所に焼香所を設置しました。
修道女のピサレクさんは、ポーランド出身で、1955年にオーストリア国立看護大学を卒業し、1959年に救護団体を通じて韓国に派遣されました。
予定されていた派遣期間が終わったあとも韓国に残り、1966年から39年間、同僚の看護師であるマリアンヌ・ストガーさんとともに、小鹿島でハンセン病患者のためにボランティア活動を行いました。
政府はこの二人に対して、これまでに、国民褒章、大統領表彰、国民勲章などを授与しています。
ピサレクさんは、2005年に体調を崩し、「島の人たちに迷惑をかけたくない」という内容の手紙を残してストガーさんと一緒にオーストリアに帰国しましたが、先月29日にオーストラリアの病院で手術中に亡くなったということです。88歳でした。
ピサレクさんの葬儀は、オーストラリア・インスブルックの療養病院で7日の午後、執り行われるということです。