10月9日は、韓国固有の文字、ハングルを記念する国民の祝日、「ハングルの日」です。これは、朝鮮王朝時代の1446年に世宗(セジョン)大王 が韓国固有の文字ハングルを公布した日で、ことしも各地でイベント が行なわれています。
中部の世宗市では9日午前、李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官ら1000人あまりが出席して記念式典が開かれ、「ハングルの日」について紹介する映像の上映やハングルの発展に貢献した人を称える授賞式などが行われました。
ハングルの日の記念式典がソウル以外の都市で開かれるのは初めてです。
世宗市は、ハングルの創始者である世宗大王にちなんで名付けられた韓国の行政都市で、最小行政単位である町の名称が漢語ではなくすべて韓国固有語になっています。
記念式典で、韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理は李祥敏行政安全部長官代読で祝辞を寄せ、「世宗大王にちなんで名づけられた街で記念式典が行われることは意義深い」とし、「ハングルの価値をより多くの世界の人々と分かち合うよう、努力していく」と述べました。
ソウル都心の光化門(クァンファムン)広場では、毛筆で文字や絵をかく揮毫(きごう)コンテストが開かれました。
また、国立ハングル博物館でも記念イベントが開かれ、ハングルの優秀さについて紹介する展示や、ハングル関連の体験イベントが行われています。