尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、サウジアラビアへの国賓訪問の一環として、「砂漠のダボス会議」と呼ばれる国際経済フォーラム「未来投資イニシアチブ」に参加し、そのあと、カタールへと移動しました。
尹大統領は24日、サウジアラビアのリヤドで開かれた未来投資イニシアチブに参加し、「かつての中東ブームの際にこの地域に進出した韓国企業と労働者が築き上げた成果が、今日にいたるまで信頼、そして経済協力の形で続いている」として、これまでの発展経験を共有し、中東だけでなく国際社会とともに協力していくと述べました。
サウジアラビアの首相を務めるムハンマド皇太子は、フォーラムの開始前に迎賓館を訪れ尹大統領と再度面会したあと、自ら運転して尹大統領とともにフォーラム会場へと向かいました。
サウジアラビアでの4日間の日程を終え、カタールに移動した尹大統領は、砂漠地域で初めて開かれる大規模な国際園芸博覧会を訪れました。
尹大統領は、スマート農業関連の技術を展示している韓国のパビリオンを訪れ、中東進出を準備する企業関係者たちをねぎらいました。
カタール訪問2日目の25日は、タミム首長と首脳会談および昼食会を行ったあと、韓国とカタールのビジネスフォーラムなど、経済関連の日程をこなす予定です。
来年、韓国との国交樹立50周年を迎えるカタールは、韓国にとって2番目に大きい液化天然ガスの供給国です。
大統領室は、現在、エネルギーや建設が中心となっている2国間の協力を、先端分野や防衛産業、農業など、多方面に拡大することが目標だとしています。