ソウル交通公社は、地下鉄の混雑を緩和するため、来年1月からラッシュアワーに地下鉄4号線と7号線の列車2両について、座席を取り外すことになりました。
ソウルの地下鉄4号線と7号線は、ラッシュアワーの時間帯を中心に、混雑の度合いが高いことで知られています。
このうち、4号線は10両編成で、ソウル市を北東から南西方向に走る路線で、観光客の利用も多い路線となっています。
また、7号線は8両編成で、京畿道(キョンギド)議政府(ウィジョンブ)市から仁川市西(ソ)区を結び、ソウル交通公社と仁川交通公社が共同で運営しています。
ソウル交通公社では、「座席を取り外した空間に、より多くの人が乗車でき、混雑度を下げる効果が期待できる」と話しています。
列車1両当たりの最高混雑度は、ことし7月から9月までの期間で、4号線が193.4%、7号線が164.2%となっています。