海外への団体旅行の費用の上昇率が、先月、2010年9月以来の高水準となりました。
統計庁によりますと、先月の海外団体旅行費の消費者物価指数は118.49で、去年の同じ期間に比べて15.9%上昇し、上昇率は2010年9月以来、およそ13年ぶりの高水準となりました。
海外団体旅行費の消費者物価指数は、新型コロナウイルスの感染が拡大した初期の2020年にはマイナスが続いていましたが、周期的な流行であるエンデミックに移行して海外旅行が再開されてからは、上昇幅が拡大しています。
費用負担が増加したのは、宿泊費と航空券代が増えたためです。
コロナ禍以降、海外でもインフレなどで宿泊費が上昇しているうえ、最近は国際線の航空券代に上乗せされる燃油サーチャージも引き上げられています。