尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領は15日、APEC=アジア太平洋経済協力会議への出席をはじめとするアメリカでの外交日程を開始します。 
 
尹大統領は、今回のアメリカ訪問の初日となる15日に、サンフランシスコで現地の韓国系住民と懇談したあと、APECのCEOサミットで基調演説を行うほか、APEC首脳会議の歓迎レセプションなどに参加する予定です。
 
翌16日には、APECの首脳会議に出席し、各国の首脳らと「強靭で持続可能な未来」をテーマに、気候変動への対応やクリーンエネルギーへの転換などの課題について議論します。
 
同じ日に、アメリカや日本、オーストラリア、シンガポールなど14の加盟国が参加するIPEF=インド太平洋経済枠組みの首脳会議にも出席します。
 
17日には、APECの首脳らが自由に意見を交わす非公式の話し合いに参加し、▲グローバル複合危機における多国間貿易体制の復元、▲域内のサプライチェーンの連携の強化、▲デジタル倫理規範の確立に向けた協力と韓国の貢献などについて説明する計画です。
 
また、岸田総理大臣と共に、スタンフォード大学で、先端技術分野における、韓日および韓日米の協力をテーマとする座談会に参加する予定です。
 
一方、中国の習近平国家主席との首脳会談の開催については、現在も調整中だということです。
 
尹大統領は、18日に帰国する予定です。