最高裁にあたる韓国の大法院は、不動産投資のため通帳残高証明を偽造した罪などに問われていた尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の義理の母親、崔殷淳(チェ・ウンスン)被告に対して、懲役1年の実刑を言い渡しました。
大法院は、私文書の偽造や不動産の登記に関する法律に違反した罪で裁判にかけられた崔被告に対して、懲役1年の実刑を言い渡した2審の判決を確定しました。
崔被告は、ソウル近郊の京畿道(キョンギド)城南(ソンナム)市の土地を購入した際、自身の銀行口座におよそ350億ウォンがあるかのように残高証明を偽造した罪に問われていました。
また、この土地を購入した際に他人の名義で登記するなど、不動産の実名登記を義務付ける法律に違反した罪にも問われていました。
崔被告は、1審と2審のいずれにおいても有罪が認められ、懲役1年の実刑判決が言い渡されましたが、特にことし7月に行われた2審では、犯行内容が悪質だとして、法廷で身柄が拘束されました。
崔被告は、9月に保釈を申請しましたが、棄却され、今回1年の実刑判決が確定したことから、来年7月まで収監されることになりました。